飛騨高山 舩坂酒造店施主 /有限会社舩坂酒造店竣工 /2010年7月

用  途
/物販店舗、飲食店、酒造工場
延床面積
/1,274.81m²
構  造
/木造+土蔵+S造
基本情報
/Award:日本建築学会作品選集
所在地
/岐阜県高山市
建築面積
/775.38m²
階  数
/地上2階  

伝統の超再生

伝統的建築物群保存地区に面した舩坂家(酒造店)は、江戸時代末期まで、その骨格は遡る。その後、様々な増改築を繰り返し、平成8年4月に火災で全体の4割程度を損失してしまった。しかしながら一番大切な三之町に面した部分、幾つかの蔵などは明治の時の姿をとどめた。その際に応急処置的な建築が行われた。
今回の計画では、酒造工場、住宅部分の再編が計画され、これを契機として
・先達が築いてきた街並みを保存し、次世代に継承すること。
・古い街並み群の中で地域に対する貢献できること
・忠実に可能な限り、忠実であること
を念頭に置き計画した
三之町ファサードの保存、指定建築物の保存を行いながら、忠実に修繕・再生を行った。RC3階建は撤去し、木造2階建ての伝統的町家の形式で増築を行い、鉄骨2階の工場部分は、全体の中に溶け込むように埋め込んだ。
その結果として、敷地中央部分に地場産木煉瓦を敷き詰めた中庭が、構成の中心に据えられるよう創造することが出来、地域の新しい核となった。また、高山の町家の「どーじ」(通り土間)の手法を用いることにより、高山の町家の空間的特徴「より奥へと導かれる」の再現・継承を意図している。

【メイン】上三之町

へっつい

レストラン

蔵

店

中庭1

中庭2

中庭の木ブロック

改修前

修繕後