ばおばぶ
- 施主
- 東京ガス
ばななで造り、浮遊する住宅
東京ガスの環境コンペで、審査委員長は原広司である。最終選考まで、これは、学生が作成した案に違いない、内容では、ダントツの最優秀だったと、講評会の席上で聞いた。最後の最後に緻密に数字などのデータが付記してあり、原広司は、社会人の案と判り、最優秀は是非学生にしたいという意向があり、逃してしまった。残念!
アフリカ南部は、地球上で最貧国が連なっている。栄養不良で餓死する人の全世界における20%は、このエリアにおいてである。この乾燥した大地に「ばなな」を植え、主食とし、その繊維で家を作り、バイオマス発電で水素をため、やがては、空に、摩天楼に、リゾートに旅立つという物語である。
コンセプトコンペ応募作品 2001年9月 清水建設在籍時作品
Award:東京ガス建築環境コンペティション入賞