ＭＯＳ河口湖ヴィレッジ

ヒューマンリレーション

標高1100ｍの原生林の敷地は、起伏に富み、中央には、深い枯沢が走り、遠くに富士山を望む。この地形をそのまま活かし、ヴォリュームを二つに分け、一つは枯沢に浮かせ、もう一つは、原生林に埋め込んだ。

床の高低差、光、インド砂岩の壁により、空間を絡ませ、変化に富み、かつ落ち着いた空間となっている。この内外の優しい表情は、ここを訪れる人々の触れ合い（ヒューマンリレーションシップ）をどう建築的に大切に出来るかということから発想した。
私自身の処女作であり、常駐監理したころを思い出すと熱くこみ上げてくるものがある。