ホテル グランヴィア京都 ウエディングサロン
- 施主
- JR西日本ホテル開発
- 竣工
- 2017年
- 用途
- ホテル
- 床面積
- 対象改修面積380m²
- 構造
- SRC造+S造
- 所在地
- 京都駅ビル内
- 階数
- 地上4階に位置する/24階
2017年の京都らしく、コルトレーンのJazzの響きのように
ホテルグランヴィア京都は、1997年原広司氏のデザインにより、京都駅ビルの中の一角の中に竣工した。
通常のホテルでも、改修には制約がたいへん多いものだが、駅ビルとなると駅を止めることが出来ないことに始まって、動線、防災上のことまでたくさんの複雑なパズルを1年掛けて解いた。
概要は、ざっと以下の通りの手順。
1. ホテル事務室・役員室を、隣のエリアに移動
2. 空いたこのエリアに、宴会営業室とウエディングサロンを作る
3. 元ウエディングサロンは、小宴会場とフィットネス(テナント)に
4. 中3階に、ホテルのラウンジをデザイン展開する
空いているスペースが無いので、順繰りの根気強い改修である。
ホテルの至るところに、原広司氏のデザインが、展開している。 竣工後20年経過して、今後もずっと引き継いでいくべき完成度の高い空間(exロビー)は、そのままにした。
商業施設として、機能、時代の空気感、そして、京都という特別な地も反映するデザインは何かと自問自答して、ミッドセンチュリーのJazzのイメージをなぞった。